BaseElementsは、FileMakerの開発者の方が慣れた操作で使えるように設計されています。広く知られているFileMakerの約束事に可能な限り忠実に従い、ネイティブのユーザインターフェイスのコントロールや方法をできるだけ使うように心がけました。
基本的なことをいくつか紹介します。まず、BaseElementはFileMakerファイルです。新規ウインドウを開いたり、フォーム、リスト、表形式の表示を切り替えたりすることができます。たとえば、関連する項目のリストに切り替えると、自動でリスト表示になります。新規ウインドウを開き、後で使えるように対象レコードをそのままの状態にしておくことができます。元のウインドウに戻り、「戻る」や「進む」のボタンをクリックすると前のレイアウトに戻ります。
検索のインターフェイスはまったく変更されていません。絞り込みや拡大などなど、通常のFileMakerデータベースの検索ができます。フィールドにアクセスできるので、右クリックして「一致するレコードを検索」したり内容に応じたソートをしたりすることもできます。まさに、標準的なFileMakerです。
「戻る」と「進む」
「戻る」と「進む」は、BaseElementsでの画面遷移の履歴を追跡していて、前のレイアウトとレコードに戻ることができます。「戻る」と「進む」は、それまでに利用したレイアウト、タブ、レコードを記憶します。ただし、対象レコードやソート順は記憶しません。対象レコードに含まれないレコードに戻る場合には、そのレコードを含む対象レコードに変更することに注意してください。戻った後で、戻ったのとは逆に進むこともできます。ただし、どこかにリンクすると「進む」はクリアされます。Webブラウザの動作と同様です。
戻るプロセスはスクリプトで記録していますので、ユーザインターフェイスのボタンを使って操作した場合のみ記録されます。レイアウトメニューから手動でレイアウトを選択した場合は、履歴に含まれません。
「BaseElements」ボタンをクリックすると、ホーム画面に戻ります。
新規ウインドウ
「新規ウインドウ」は、後で使えるように対象レコードをそのままにしておく場合などに便利な機能です。Command + N(Mac)/Ctrl+N(Win)のキーボードショートカットが割り当てられています。BaseElementsでは、インポートによってレコードが作成されるので新規レコードを作成する必要はありません。そのため、このショートカットは便利です。
「分析」レイアウト
どのソリューションを扱う場合でも、ここがメインの出発点です。このポータルにはソリューション内の各ファイルが表示され、ファイルごとの項目の数が集計されています。数字は、それぞれの項目へのリンクになっています。上のスクリーンショットで、「レイアウト」の右にある「3」の数字をクリックすると、このファイルに含まれる3個のレイアウトのリストに移動します。ほかの数字でも同様です。また、「エラー」、「参照されていない」、「警告」のタブでも同様です。
どのソリューションでも、分析レイアウトを起点にさまざまな項目をたどっていきます。見たい項目のリストに、ワンクリックでジャンプできます。
このポータルのもうひとつの特徴は、ポータルの下に合計があることです。これは、ソリューションのすべてのファイルの合計です。合計のいずれかをクリックして、ソリューションの項目のリストを見ることもできます。
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