BaseElementsで何かを見つける方法は2つあります。内蔵の検索機能と、クイック検索と結びつけて統合されたfmSearchResults です。
検索機能のオプション
BaseElementsの検索のメカニズムにはまったく制限がないため、ロックされていないFileMakerのファイルと同様に検索の機能をすべて利用できます。メニューバーの検索オプションや、コンテクストメニューのオプションも利用できます。
BaseElementsの通常の検索機能は、ポータルから「関連レコードへ移動」するオプションにリンクされているときには特に便利です。たとえば、スクリプトのリストに移動してから、レコードの一部を除外できます。その後、対象レコードを使って関連レコードへ移動し(shiftキーを押しながら)、スクリプトの全ステップを表示できます。ステップ名のフィールドを右クリックして、対象レコードを1つのステップのタイプに限定できます。このようにいくつかのステップで、一部のスクリプトのセットについてインポートのスクリプトステップの全リストを作成できます。その後、その全ステップで使われているすべてのフィールドのリストを見ることができます。
BaseElementsで検索する際には、関連フィールドを検索し、条件に含めることもできます。
スマート検索
[設定]で「スマート検索」を設定できます。このチェックボックスは、デフォルトでオンになっています。スマート検索をオンにすると、検索結果が現在表示している「分析」のみに限定されます。
これにより、複数のソリューションや1つのソリューションのバージョン毎にBaseElementsにインポートして保存しつつ、操作する分析は特別な配慮や手間をかけることなく、一度に1つに絞り込むことができます。
複数のソリューションにわたって検索したい場合や、1つのソリューションの異なるバージョンの変更点を比較したい場合には、いつでも「セットアップ」タブでこの設定をオフにできます。単独の分析に戻したいときは、再びオンにします。
fmSearchResults
BaseElementsで見つけるための最後の追加オプションは、優れたfmSearchResultsの統合です。 fmSearchResultsはapp.worksから入手可能なソリューションで、FileMakerソリューションに統合することができます。
BaseElementsでは、fmSearchResultsはツールバーのクイック検索フィールドに組み込まれています。検索を実行するには、ツールバーの[クイック検索]フィールドにリクエストを入力してEnterキーを押すだけです。
これにより、すべての分野で、ソリューションのあらゆる部分で検索条件が検索されます。したがって、これにはレイアウト上のすべてのテキストが含まれ、計算やオブジェクトの名前に使用されます。結果は次のようなウィンドウに表示されます。
いずれかの項目をクリックして、通常のフォームレイアウトでその項目を見ることができます。さらに、ヘッダ(セクションの最上部にある薄い青色の行)やフッタ(最下部にあるグレーの合計部分)をクリックして、その種類に関連する項目をすべて表示することもできます。
fmSearchResultsが組み込まれているため、特定のダイアログに含まれるテキストのような個別の項目を探したり、使われている項目をすばやく見つけたりするのに役立ちます。
ハイライト表示
バージョン3.0.9でも導入されたのは、検索テキストがCalculations、Scripts、またはScriptStepsに黄色のハイライトとして表示される機能です。これは以下のスクリーンショットで最もよく実証されています。
クイック検索フィールドに入力したテキストが、自動で黄色に強調表示されています。長い計算式やスクリプト中でも、テキストを簡単に見つけられます。このおかげで、検索を実行する必要さえありません。見つけたいテキストをフィールドに入力してからツールバーのクイック検索以外の部分をクリックすれば、検索を実行しなくても強調表示されます。
まとめ
fmSearchResultsの併用、FileMakerに内蔵のパワフルな検索オプション、ポータル内の「関連レコードに移動」の高度なオプション、いつでも新規ウインドウを開いて対象レコードをそのままにしておけること、すぐに戻ったり進んだりできること、これらすべてが組み合わされているのでユーザにとってはソリューション内のデータを見つけるためのオプションがたくさんあります。
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