FileMakerのスタイルは、ソリューション全体の項目を一度に調整するのに非常に時間がかかります。しかし、FileMakerの多くのものと同様に、使用されなくなったスタイルを簡単に蓄積することができます。
私はBaseElementsを開発していましたが、ツールバーの他のアイコンに対して、設定アイコンのスタイルが異なることに気付きました。右側のアイコンと左側のアイコンのハイライトの設定が微妙に違っていたのです。今回、デザインを統一したいと思いあるレイアウトでそれぞれを調整しましたが、将来デザインの変更するときには、両方のオブジェクトに一括で変更が反映されることが望ましいことは言うまでもありません。
そのためには全てのレイアウトでこれらのアイコンに同じテーマの「Prefs Style」というスタイルが設定されている必要があります。
ここでBaseElementsが役に立ちます
BaseElementsは以下のような疑問をクリアにしてくれるからです。
- 全てのレイアウトで対象のアイコンに「Prefs Style」を適用したかどうか。それとも誤ってレイアウトをスキップしたり、見逃していないかどうか
- この「Prefs Style」は他の場所でも使われているかどうか
- 他にも適用しわすれているスタイルがないかどうか
DDRを生成してBaseElementsにインポートするとわかること
このソリューションには全部で365のスタイルがあり、そのうち238のスタイルは使用されていません。実際に、使用されていないテーマ(Enlightened)全体と、そのほか使用されていないスタイルがかなり多くなっていました。
そのなかには「Prefs Style」を適用する前に使っていた「Prefs Icon」というスタイルもありましす。ご覧のように、今は使用オブジェクト0個となっていて、すでに使用されていないスタイルだということがわかります。変更漏れがないことがわかったので、「Prefs Icon」をテーマから削除しても問題なさそうです。
ささいなことですが、むやみやたらに似たような名前と内容のスタイルを作成してオブジェクトに適用することを避けることで開発が容易になり、テーマがより効率的になります。
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