BaseElementsのインポートを自動化したい場合は、BaseElementsのDataファイルにある該当のスクリプトをコールすることで実現できます。メインのBaseElementsのファイルを開いてソリューションを開いたら、スクリプトを呼び出してDDRのインポートを自動で実行できます。
BaseElements_Dataファイルには、 "Event:Import New DDR"というスクリプトがあります。インポートを開始するには、このスクリプトを正しいパラメータで呼び出す必要があります。スクリプトのパラメーターは、returnで区切られた名前と値のペアの形式です。
たとえば、大規模なソリューションでインポートに時間がかかり、しかも定期的に実行したい場合に便利な方法です。FileMaker Proの「ロボット」マシンをセットアップして、データベースデザインレポートをそのマシンにコピーします。コピーしたら、AppleScriptまたはWindowsのイベントで夜の間に自動でデータベースデザインレポートをインポートし、翌日には使える状態にすることができます。
自動インポートの使い方
まず、BaseElementsを開きます。BaseElementsのメインのファイルを開き、開くときのスクリプトを実行させます。初めて実行するときには、登録の詳細を確認するダイアログが開くので必要事項を入力します。一度入力すると設定ファイルに記憶されます。
次に、BaseElementsのDataファイルにあるスクリプトをコールします。コールするスクリプトは「Event: Import New DDR」です。インポートするDDRの詳細のいくつかのJSONパラメータでそれを呼び出す必要があります。スクリプトパラメータはJSONとしてフォーマットされています。パラメータの例は次のようになります。
{
"Client" : "Client Name",
"File" : "/file/path",
"Solution" : "My Solution Name",
"Version" : "Version Number"
}
これを生成するには、FileMaker17以降のJSON関数を使用します。
JSONFormatElements ( JSONSetElement ( "" ;
[ "File" ; "/file/path" ; JSONString ] ;
[ "Solution" ; "My Solution Name" ; JSONString ] ;
[ "Version" ; "Version Number" ; JSONString ] ;
[ "Client" ; "Client Name" ; JSONString ]
) )
JSONFormatElements関数は省略することができますが、読みやすくするために整形式にしておくことをお勧めします。
ファイルパスはBaseElementsプラグインが生成するのと同じフォーマットである必要があります。フォーマットの例を取得するには、データビューアまたはサンプルファイルを使用してBaseElementsプラグイン関数BE_FileSelectDialogを呼び出します。これにより、ファイルを選択するように求めるダイアログが表示されます。適切なファイルを選択すると、関数はそのファイルへのパスを返します。プラグインへのパラメータにはこのパスフォーマットを使用する必要があります。
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