ベースエレメンツのデータにアクセスする
ベースエレメンツのDataファイルにあるすべてのデータに、ほかのFileMakerのファイルからアクセスできます。ほかのソリューションのファイルにテーブルオカレンスを追加し、Dataファイルのベーステーブルをポイントすれば、データを好きなように扱えます。
別のソリューションから分析を見る
ベースエレメンツには、ほかのソリューションと統合し、ベースエレメンツのデータにリンクする仕掛けもあります。ベースエレメンツのUIファイルに、「Event: Go to Analysis」というスクリプトがあります。ほかのソリューションからこのスクリプトをコールし、分析を直接参照できます。たとえばプロジェクト管理のソリューションで開発中のプロジェクトをすべて管理している場合、このスクリプトを使ってプロジェクト管理データベースに入っているプロジェクトについての分析を参照できます。
このスクリプトを使うには、参照したいレコードの分析IDで「Event: Go to Analysis」スクリプトをコールします。このスクリプトによって関連レコードへ移動し、IDが一致するレコードを見つけます。
UIファイルの別のデータへ移動する
メインのUIファイル内でスクリプトにパラメータを付けてコールすることで、任意のテーブルの任意のレコードへ移動することもできます。スクリプトによって検索が実行され、個別のレコードまたは対象レコードが見つかります。
このスクリプトはベースエレメンツのメインのUIファイルにあり、「External: Go to Related Records」という名前です。移動先のレイアウト、検索するレコード、フィールド内で検索する値を設定するパラメータを付けて、このスクリプトをコールします。このスクリプトは変更可能なので、動作を確認し、必要に応じて変えられます。しかも、今後のリリースでもこの部分は変更されないので、ほかのファイルからこのスクリプトをコールし、そのまま使い続けることができます。
パラメータは、使いたい値のリストです。先頭の項目はレイアウト名です。ほかの値は、以前に公開した例にあるように名前と値のペアの形式です。たとえば、「MyReport」というレイアウトに移動し、「widgetname」フィールドで「abc」を検索するのであれば、パラメータは次のようになります。
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MyReport
widgetname="abc"
このことについて記載したブログがあります。サンプルファイルへのリンクも用意しています。
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