概要
- MirrorSyncの主キーを選択する画面で、[書き戻し値] のフィールドを指定することができます。
- [書き戻し値] としてフィールドを指定しておくと、Spoke側で作成されたあるレコードを最初に同期する時、Hub側の計算値自動入力等で値が生成され、その値をSpokeレコードにも書き込むことができます。
- MirrorSyncが管理するか開発者が管理するか、どちらを選択してもこの設定には影響しません。
- 主キーとしてシリアル番号を使っているかUUIDを使っているかに応じて、適切な方を選択する必要があります。
実際の利用例
UUIDを主キーのフィールドとして使用していて、送り状番号フィールドが[書き戻し値]として設定されている場合
- オフラインのSpokeファイルでレコードを作成したときに、送り状番号フィールドは空欄です。
- 送り状のレコードをサーバのHubファイルと初めて同期された時、Hubファイル上で送り状番号が割り当てられます。
- サーバーのHubファイルで割り当てられた送り状番号が、オフラインのSpokeファイルの送り状番号フィールドに書き戻されます。
注:この方法は、送り状番号フィールドが主キーとは別のフィールドである場合のみ動作します。
この方法の利点
- 同期に関係のない、シンプルで短い数字などの送り状番を使用できる。
この方法の欠点
- レコード作成後にを同期するまで、オフラインのファイルには送り状番号が空欄になる。
設定の手順
- テーブルにシリアル番号のフィールドがなければ、作成します。主キーとして使用されているシリアル番号がある場合、それを使うことができます。
- ここでは、そのフィールドの名前を「serialNumber」とします。
- テキストまたは数字の「invoiceNumber」(送り状番号)フィールドに、以下の計算式で計算値自動入力を設定します。これにより、オフラインで作業をしているときには送り状番号が空欄になり、サーバに直接接続したとき自動入力されます。
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If ( Get ( ファイル共有状態 ) = 2 ; serialNumber ; "" )
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- MirrorSyncの主キーを選択する画面で、「invoiceNumber」を書き戻しのフィールドとして選択します。このようにすると、MirrorSyncはレコードを初めて同期するときに、「invoiceNumber」をサーバ上のHubファイルからオフラインのSpokeファイルに書き戻します。
原文:Write-back values for user-visible numbers http://docs.360works.com/index.php/MirrorSync_advanced_topics#Write-back_values_for_user-visible_numbers
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