概要
デフォルトで、DayBackはコンピュータのシステムの設定から、使用する言語と日付のフォーマットを検出します。適切に動作していれば、「Use Auto Settings」(自動設定を使用)のスイッチをオンにしておくだけです:
このスイッチは、「ホーム」と「Under the Hood」レイアウトにあります。
この設定が自分の使い方には合わない場合は、手動で(またはFileMakerのスクリプトで)言語を変更できます。以下の手順に従ってください。
ここで解説している言語の設定は、カレンダーのインターフェイスにのみ影響します。残念ながら「ホーム」など通常のFileMakerのレイアウトでは、言語は自動で切り替わりません。
カレンダーで別の言語を使うにはどうしますか?
手動で言語を変更する
上述の「Use Auto Settings」のスイッチをオフにすると、変更できる書式と言語の設定が多数表示されます。このリストから別の言語を選択したい場合や、ユーザ自身が言語を選択したい場合は、これで設定完了です。
ここで言語の設定を選択した場合、DayBackのインターフェイス中のテキストだけが変更され、曜日はユーザのオペレーティングシステムの日付フォーマットに基づいてローカライズされることに注意してください。ここで日本語を選択し、マシンは米国の日付フォーマットを使用する設定になっていると、ボタンのテキストは日本語になりますが、曜日は英語(米国)になります。
スクリプトで言語を変更する
言語の設定は、カレンダーが開く時に実行される設定スクリプトの中にもあります。スクリプトを編集して、たとえばログインしているユーザのアカウント名などの環境に応じて言語を選択できます。
そのようにするには、「Load Calendar Settings - On Startup...」スクリプトの編集ウインドウを開きます。すると「Override "auto" for each attribute below if desired.」のコメントの後に、オプションが多数あります。コメントの後にある「変数を設定」の行を編集して、選択する言語を計算できるようにします。
カレンダーのインターフェイスに表示されるフィールドラベルやテキストを変更できますか?既存の語句を編集する
はい。DayBackがサポートしている語句はどれでも簡単に編集できます。さらに、DayBackのWebビューアのインターフェイス上にあるテキストやボタンに表示される値も変更できます。
たとえば、「Settings(設定)」という語を変えたいとしたら……
……「Under the Hood」レイアウトに切り換えると、「dbk_translations.js」というファイルがあります。このファイルの左側にある編集のアイコンをクリックします。するとDayBackのコードエディタでファイルが開きます(ただし、内容をお使いのテキストエディタにコピー&ペーストしてもかまいません)。
ここで「設定(Settings)」の語を別の語に変えられます。「Admin(管理者用)」に変えるとしたら、以下のようにします:
'Settings': "Admin"
画面の右下にある「Save...」または「Preview in Calendar」をクリックすると、「設定」ではなく「Admin(管理者用)」と表示されるようになります。
「dbk_translations.js」ファイル内にある語句はどれでも、このようにして変更できます。変更するストリングへの「ポインタ」は常に英語名にしておくことに注意してください。ここは変更できません。2番目の値のみを変更します。
言語を追加できますか?
はい、できます。上述の手順で、「dbk_translations.js」をエディタで開きます。まず、既存の言語のブロックの1つをコピーし、追加する言語の分としてペーストすることから始めます。
コピーする時は、以下のようにこの部分のヘッダから……
//Dutch language and substitutions
……次のセクションの直前にある最後のセミコロンまで、すべて選択してください:
});
コピーしたら、最後のセミコロンのすぐ後にペーストします(このファイルの最後にペーストするのではありません)。
ペーストしたら、追加する言語のストリングに変更します。自分のファイルのセクションの2行目に、新たに追加した言語の2文字の短縮表記を入れることもできます。オランダ語の例を以下に示します:
$translateProvider.translations('nl', {
追加した言語には任意の短縮表記を設定できます。2文字でなくてもかまいませんが、正しい短縮表記を使用したい場合はこちらのリストを参照してください。
「なし」のリソース
DayBackのバージョン9.49で、「なし」という名前のリソースのデフォルトの列が追加されました。これは、わずかな手順で独自の言葉にローカライズできます:
1 「Resources」の値一覧で、「なし」を変更します。他のリソースの名前を変更するとの同様です。
2 「Load Resources」スクリプトの「$$sc_ResourceShortNames」変数で、「なし」の短縮表記を変更します。
3 「Resources」フィールドに設定されている自動入力の計算式で、「なし」を使用する語句に置き換えます。
1.と3.で、「なし」にあたる語句は同じものにしてください。2.は、適切な短縮表記があれば、それを利用できます。
原文:Translation|https://www.seedcode.com/pmwiki/index.php?n=DayBackForFileMaker.Translation
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